高倉式コンポストの作り方
先日モザンビークに派遣されている海外青年協力隊の佐野くんに、家庭用生ゴミコンポストの作り方を教えてもらいました。
せっかくなので載せておきます。どなかたの参考になれば◎ Save the earth!
【用意するもの】
*1.5~2L ペットボトル…2本
*ダンボール
*網目状になっているバスケット(プラスチック製)
*スコップ
*古い布
*洗濯バサミ
*テープ
【A】
砂糖…小3
ヨーグルト or 味噌 or 納豆…小2〜3
水…1L
【B】
塩…小1
根菜以外の野菜・果物クズ…100~200g
水…1L
【C】
米の籾殻…約2kg
米糠…約2kg
作り方は簡単!
まず【A】の水、砂糖、ヨーグルトをペットボトルに入れてしゃかしゃか混ぜます。
私は今回ヨーグルトにしましたが、味噌や納豆やイースト菌など、発酵食品なら基本何でもOKだそうです。
【B】も、合わせてペットボトルに入れてしゃかしゃか混ぜます。
特別に野菜を用意しなくても、料理に使った野菜クズや果物のクズを1〜2日前から貯めておきました。
根菜がNGなのは、土についた菌が入って腐敗したりするのを防ぐためだそう。
こんな感じ。
次に網目状のプラスチックかごの中にダンボールを壁面にぐるっとつけます。底面にはダンボールはいりません。
4つのコーナーの部分のつなぎ目の部分をテープで止めます。
こちらは【C】の米の籾殻と米糠。2kgと書きましたが、大体でいいと思います。
佐野くんが持ってきてくれました〜!
さっき作ったカゴ+ダンボールに米糠と籾殻をドバッといれます。
たまたま我が家に遊びに来ていた長男の友人インド人のヴィダンテ君。興味津々。
そこにさっき作った【A】【B】を少しずつ入れて混ぜます。
本来は【A】液【B】液は作った後3日後ほど経って発酵したものを使ったほうがいいのですが、わたしたちは作ってすぐそのまま入れました。
よ〜く混ぜます。
入れては混ぜ入れては混ぜを繰り返します。
菌床は、ギュッと握ってポサッと団子状にまとまるかまとまらないかくらいの水分量にします。
ペットボトルに水が余っていても、この固さになったらそれ以上はいれず、今後の水分調整用として取っておいてください◎
ちなみにA&B液共に発酵してくるとガスが発生してくるので、ペットボトルの蓋はフワッと締めるくらいにしておいてください。しっかり締めると爆発します〜
ちなみに今後コンポストとして使用していく時も、だいたいこれくらいの固さ(水分量)をキープしておくといいそうです。
虫の侵入を防ぐために上に入らない布をかけて、洗濯バサミで止めて出来上がり。
【使い方】
約2〜3日後。発酵してくると菌床が暖かくなってくるので、暖かくなったらコンポストとして使えるサイン。
基本的には家庭で出る生ゴミなら何をいれてもOKです。
発酵が強いと熱くなり、発酵が少なくなってくると熱さがなくなります。
毎日一度は全体に空気を入れるために混ぜます。
発酵が緩くなってきたら、米やパンなどの穀物や、油を入れると発酵が進むそうです。
果物の皮などは、包丁で細かくしてから入れると分解が早い。水分も切ってから入れます。
使っているうちに水分が多くなってきたら、ニンニクや玉ねぎの皮や乾いたパンなどを入れて水分量を調整します。(※基本的には、菌床を作った時の固さを常にキープできるのが理想。)
使っていって容器がいっぱいになってきたら6割取り出して、残りの4割をいつも通りに使い続ける。
肥料として畑に使う場合は、取り出したものを2〜3週間完熟させてから使うといいそうです。
ちなみに佐野くんは1人暮らしで日々の生ゴミをこのコンポストに入れ続けて、2年近く使い続けているのに今までまだ容器がいっぱいになったことがないそうです!
家庭で出る生ゴミが、2年近くこの容器の中で自力で消化していくって、すごい。いやーすごいよそれ。
自分が排出している日々のゴミを2年分想像しただけで、すごい量になっているはず。
地球のこと考えると、やっぱり一家に一台生ゴミコンポスト、ありだな。
記念撮影?
佐野くん、ありがとう〜〜〜〜〜!!!!