モザンビークのデザイン力について

この間撮影させていただいた写真のポスターデザインが上がってきた。シンプルだけどなかなかナイス。

 
不思議なことにモザンビークは途上国だけれど、デザイン性という点においてはクオリティーが高いと思う。
 
途上国のOOOOOで7年近く暮らしてて、どっひゃー!と驚くほどダサい(←ごめんなさい)デザインに出会うことがままあった。
 
街を歩いてても、雑誌やフライヤーの類を見ても、映像を見ても、
 
えー!ウソーン!これありー!?っていうのはしょっちゅうで、自分が撮影した写真が変な風に加工されて上がってきたりすると、なんとも言えない複雑な気持ちになったこともしばしば。
 
当時はその複雑な気持ちを飲み込み、デザイン力も途上中なのだと理解していたのだけれど、
 
モザンビークは街を歩いてても、ウッソーン!は、ほぼない。
 
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特徴としては、フォントはゴシック系のが多く、明朝系や「間」を大切にしたアジアっぽいのはあんまり見ない。
 
アジア人や白人より被写体の存在感が強いから、明朝体系だと負けてしまうのかもしれない。
 
コントラストは強めで、はっきりしている。
 
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アフリカのデザイン性、ビジュアル力には毎回驚くものがある。
 
カプラナのデザインもそうだし、普通の人が着てる服やアクセサリーの組み合わせもそうだけど、
 
伝統的なもの(特に踊り系)だとそれに輪をかけてすごい。
 
素の状態でパンチがある上に、頭に羽を何本もつけて、ピアスは見たこともないくらい巨大。
 
ネックレスもブレスレットもカラフルなやつを何重にもジャラジャラつけてて、
 
服の模様も色味もど派手。さらにその上に、ジャラジャラが360度ついたベルトを重ね、さらには足にも輪っかをつける。
 
顔に普通に化粧を施した上に、白い民族ペイントみたいなので模様を入れる。
 
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それらはこれまでの自分の引き出しには全くなかったもので、
 
またこれが目ん玉飛び出しそうなくらい素敵だったりする。
 
引き出しの数が一段増えるというよりは、もう一個別の机を新調した感じに近い。
 
 
 
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